移住前から海外送金サービスをヘビーユースするわが家。以前から、Revolut(レボリュート)とWISE(ワイズ)の使い分けに悩んでいました。
そこで今回は、2つの海外送金サービスを徹底比較!実際に送金して確かめたので、その結果を共有していきます!
なぜRevolutとWISEを比較?
海外送金サービスの二強だから!知っておきたい!海外送金手数料と海外送金スピード
海外送金サービスのWISEとRevolutは、これまでの銀行送金と比較して圧倒的な低コストと速さで、海外送金・外貨利用の常識を変えました。わが家も本当にお世話になっています。ただし比較すればするほど複雑ですよね。

結局、私の状況ではどっちが一番安くて速いの?
そんな疑問に答えるため、今回は、わが家が実際に行ったニュージーランドドル(NZD)の送金体験をもとに、みなさんが最も知りたいと 手数料の2点を徹底比較してみます。 送金スピード
結論はスピードのWISE!vs 手数料無料のRevolut!
- 高額スピード送金(目安90万円以上)
- 少額・複数回送金(目安~90万円まで)
- 現地の外貨決済
Revolutの基本情報はコチラから


徹底比較!RevolutとWISEの手数料・時間を公開
それでは、実際に行った送金体験を見ていきます。
【送金のながれ】
- 1,000円を平日に各通貨(NZドル)へ両替
- NZドルを現地銀行(BNZ)口座へ平日に送金
- RevolutとWISEでかかった手数料と時間を比較
早速確認していきましょう。
比較① 送金にかかった手数料はRevolutの勝利!
まずは手数料から。手数料には、両替にかかるものと送金にかかるものの2種類あります。各手数料について元資金1,000円で確認してみます。
両替






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WISEは手数料がもったいないので、口座にあった20ドルを足して31.48ドル送金。送金手数料の1.38NZDは定額なので、最終着金額は30.10ドル(20ドル引いて10.10ドル)となります。
もったいない根性すみません・・・
【上記結果のまとめ】
比較項目 | Revolut | WISE |
---|---|---|
送金額(日本円) | 1,000円 | 1,000円 |
両替レート(¥1 = ) | NZ$0.0115 | NZ$0.0116 (※1) |
両替後 | 11.52 NZD | 11.48 NZD |
両替手数料 | 0円 | 6円 |
送金手数料 | 0円 | 1.38 NZD(定額) |
受取口座への着金総額 | 11.52 NZD | 10.10 NZD |
【結果】最終的な手数料負担 | 0円 | 1.38 NZD + 6円 |
最終的に、Revolutが1.42NZドル(約122円)多く着金しました!1000円と少額送金のため、WISEの1.38NZDの定額送金手数料が痛いですね。
Wiseのメリットとしては、送金前に総コストが確定する安心感もあります。反対に、Revolutは着金するまで中継銀行手数料がかかる可能性が拭いきれません。ただし、実際にかかることは稀ではあります。



これまで夫婦合計で、30回以上さまざまな銀行に送金していますが、かかったのは数回のみ!ニュージーランドのとある銀行です。
そして、Revolutは両替に強いですね!ただし、ニューヨーク時間の週末には両替手数料がかかることに注意です。必要金額を平日にあらかじめ両替しておきましょう!
比較② 送金にかかった時間は WISEの勝利!
次に、送金スピードを確認しましょう。ほぼ同時刻(時刻はおおよそ)にアプリから送金指示を出しました!
比較項目 | Revolut | WISE |
---|---|---|
送金指示日時 | 2025年 10月16日(木) 9:00 AM | |
着金日時 | 翌日 9:00AM | 当日12:30PM |
送金にかかった時間 | 約24時間 | 約3時間30分 |
ご覧の通り、結果は圧倒的な差でした。WISEは本当に速い!
なぜWISEは速い?銀行の国際送金と異なる仕組み
結果からWISEが圧倒的に速いことが分かりました。では、なぜWISEは3時間半という驚異的なスピードで送金を完了できたのでしょう?それは、従来の銀行が採用している複雑な国際送金の仕組み(SWIFT)を利用しないからです。
従来の国際送金(SWIFT)は中継銀行を経由
従来の銀行が行う国際送金は、主にSWIFT(国際銀行間通信協会)というネットワークを利用します。
- 送金元の銀行(日本)から送金
- 複数の中継銀行を経由する
- 最終的に受取銀行に着金
この中継プロセスがあるため手数料が上乗せされ、各銀行の営業時間やシステムの処理に時間がかかり、数日を要することが一般的です。
WISEは【二つの国内送金】で国境を越える
WISEは、この中継銀行を介する国際的な電信送金を行いません。代わりに、世界中に自社の銀行口座(ローカル口座)を持つことで、送金を「国内送金の組み合わせ」に置き換えています。
- 送金人がWISEの日本国内の銀行口座へ入金(国内送金=速い!)
- WISEが両替処理を行う
- WISEのNZ国内の銀行口座から、受取人のNZ国内口座へ送金(国内送金=速い!)
つまり、実際のお金の物理的な移動は国境を越えることなく、すべて国内の銀行ネットワーク内で完結します。これにより、約3時間半という驚異的なスピードを実現できるのです。
送金シミュレーションからわかった!RevolutとWISEの使い分け
これまでの比較結果を踏まえて、具体的な利用シーンに合わせた最適な送金方法をご紹介します!
シナリオ別解説① 少額送金を複数回なら
Revolut結論:月30万円まで両替手数料無料(無料プラン内)のRevolut!
結果の通り、複数回送金するなら、何回送金しても手数料がかからないRevolutです。ただし両替に関しては注意が必要!以下に両替時の注意点をまとめました。
- 手数料0円は無料プランの場合30万円/月まで
- ニューヨーク時間週末(日本時間の土曜日午前7時から月曜日午前8時)は割増手数料がかかる
30万円以上を送金したい解決策は、上限額の30万円まで平日に毎月コツコツ両替していく他は思いつきません。有料プランにすると上限はなくなりますが、1度の海外送金のためだけに課金するなら個人的にはWISEを使った方がいいと思います。毎月上限を気にしながら両替するのって、地味にストレスですよね。
ちなみに、Revolutが海外送金できる金額は1回あたり100万円まで(相当する額)となっていることにもご注意を。
- 日本の銀行口座に入る定期収入を毎月海外送金(~30万円)する
- 毎月の生活費(~30万円)を海外送金する
- 単発の少額海外送金
シナリオ別解説② 急いで着金させたい、時間を買うなら
WISE結論:高額送金に強く、最短数時間で着金するWISE!
比較結果のとおり本当に速くて驚きました。
WISEの場合は週末に両替手数料が上がることはなく、反対に送金金額が大きくなるほど手数料率が下がります。1億円以上も送金可能なので、お急ぎの時はサッと両替して送金できますね。
- とにかく急いで送金したい
- 30万円以上を1回で両替して送金したい
- 移住のため、日本の資産を早めに現地へ送金したい
- 住宅購入のため、数百万円以上のキャッシュが現地通貨で必要
- 円高時に、30万円以上をまとめて海外通貨に両替したい
シナリオ別解説③ 【お買い物】海外旅行中の外貨決済なら
Revolut結論:現地決済はクレカチャージ可能で使いやすいRevolut!
現地でのカード利用は、Revolutのデビットカード機能や両替・外貨管理の利便性が優秀です。またMasterカードから手数料無料でチャージできて、クレカポイントも貯まるので2度お得。旅行中の決済はRevolut一択!


【まとめ】NZドル送金におけるRevolutとWISEの賢い選び方
最後にまとめていきましょう。
- 手数料優先で少額送金(普段使い)はRevolut
- 時間優先で即時着金を求めるならWISE
- 海外旅行中の決済メインならRevolut
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。次回は、よりニーズのありそうなUSドル送金比較も記事にまとめたいと思います!
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