海外旅行や海外移住時の現地通貨は、どこで手に入れていますか?

「旅行のたびに両替所で並ぶのが面倒…」
「レートのいい両替所を探すのが大変・・・」
「海外のATMで引き出すと、手数料が高くてびっくりした」
そんな経験していませんか?
円安で現地のすべてが値上がりする今、旅行や移住準備でかかる手数料は、できるだけ抑えたいですよね。そこでおすすめしたいのがRevolut!スマホひとつで両替・送金・決済まで完結する“マルチカレンシーアプリ”です。実は、Revolutにはニュージーランド版もあってプランなど日本版とは違います。今回は日本版Revolutをご紹介!



留学や海外移住前に口座開設するのがオススメ。移住後には日本の口座を開設できず、デビットカードも受け取れません。
そこで今回は、Revolut歴4年のわが家が、4年使って実感したRevolutのメリット・デメリットを徹底解説します。
- 海外旅行で現地のお金をATMで引き出したい
- コストをおさえて両替したい
- 海外現地口座に速く、コストを抑えて送金したい
- 海外店舗やオンラインでお得に外貨決済したい
海外旅行にRevolutをおすすめする理由
Revolutは英国発のデジタル金融サービスで、アプリひとつで口座管理・両替・送金・決済をスマートに行えるのが特徴です。
為替手数料を抑えた現地通貨の両替や、海外旅行や移住準備で役立つマルチカレンシー機能が便利。銀行口座を開設せずに、手軽に現地通貨の管理を始められる点が大きな魅力です。
両替や送金の手数料を抑えられる
銀行や空港の両替所よりも有利なレートで両替できます。さらに海外送金もスピーディー。主に、アメリカの証券口座に送金する機会が多いのですが、夜に送金して翌朝には着金、入金も完了していました。


このスピード感はすごいですよね!しかも海外事務手数料や送金手数料は無料でした。
スマホアプリで全部できる
アプリ内で複数通貨を持ち、必要に応じてすぐに切り替えができて、とても使いやすいです。付随するデビットカードの利用についても、アプリで利用停止/利用停止解除が設定できて、利用履歴も全て確認できます。



海外での不正利用が怖いので、普段はデビットカードを使えないように設定しています。使うときには、アプリから利用停止を解除。すぐにApplePayにも反映されます!
お子様の海外修学旅行や留学にも使いやすい『こどもアカウント』
子ども専用カードを発行して、親が管理しながら利用できる「6〜17歳向けRevolutアカウント」機能が開始されました。親が定期送金して、こども自身でアプリでおこづかい管理ができるのは、とても良い金銭教育だと思います。
プラスして、修学旅行や留学などには本当に便利ですよね。こどもがカードを利用したら親のアプリにすぐに通知がきます。そして、アプリをワンタップでカードの利用停止や解除が可能。もしも残高が不足すれば、すぐに送金ができてカードやスマホのApplePay/GooglePayで支払いが可能です。
海外は、日本よりもキャッシュレスが進んでいます。現金と違って紛失リスクも少ないですし、もしも盗難や紛失した時には、すぐに利用停止にできてとても便利です。
海外で離れる時には、様々な心配が出てきますが、ひとまずお金の心配はこれで解決しそうですね。
Revolutのメリット
両替所よりも有利な為替レートで両替できる
Revolutは独自の両替レートを設定しています。これは空港や街中の両替所よりもお得で、数万円単位でも節約効果は大きく、出費が積み重なる家族旅行の総額ではかなりの差になります。
150以上の通貨でそのまま決済可能
RevolutカードやApplePayを使えば、渡航先の現地通貨でそのまま支払いができます。メジャーな国はほぼカバーされていますね。
口座内でそのまま保管できる通貨は、こちらの39通貨です。
保有可能通貨一覧 アルファベット順
- AED(UAEディルハム)
- AUD(豪ドル)
- BGN(ブルガリアレフ)
- CAD(カナダドル)
- CHF(スイスフラン)
- CLP(チリペソ)
- CNY(人民元)
- COP(コロンビアペソ)
- CZK(チェコ)
- DKK(デンマーククローネ)
- EGP(エジプトポンド)
- EUR(ユーロ)
- GBP(英ポンド)
- HKD(香港ドル)
- HUF(ハンガリーフォリント)
- IDR(インドネシアルピー)
- ILS(イスラエル新シェケル)
- INR(インドルピー)
- ISK(アイスランドクローナ)
- JPY(円)
- KRW(韓国ウォン)
- KZT(カザフスタンテンゲ)
- MAD(モロッコディルハム)
- MXN(メキシコペソ)
- NOK(ノルウェークローネ)
- NZD(ニュージードル)
- PHP(フィリピンペソ)
- PLN(ポーランドズウォティ)
- QAR(カタールリヤル)
- RON(ルーマニアレイ)
- RSD(セルビアディナール)
- SAR(サウジアラビアリヤル)
- SEK(スウェーデンクローナ)
- SGD(シンガポールドル)
- THB(タイバーツ)
- TRY(トルコリラ)
- USD(米ドル)
- VND(ベトナムドン)
- ZAR(南アランド)
クレジットカードからもチャージ可能
クレカポイントを貯めている人にとっては超重要ですね。Revolutはクレジットカードから残高のチャージが可能です。海外でそのままクレカで支払うと、高額な海外事務手数料と為替手数料が発生します。
でもRevolutにチャージして決済すると手数料がかかりません。プラスしてクレカポイントもゲット。
実は、カードによってチャージに手数料がかかります。手数料がかからないのは、国内発行のMatercardのクレジットカード・デビットカードです。Visaブランドは1.7%、Matercardのプリペイドは1.3%の手数料がかかります。表にまとめると下のとおり。
カード | 手数料 |
---|---|
Visaデビットカード | 無料 |
Mastercardクレジットカード | 無料 |
Mastercardデビットカード | 無料 |
Mastercardプリペイドカード | 1.3% |
Visaクレジットカード含むその他カード (国外発行クレカ・ビジネス・法人カードなど) | 1.7% |
では、具体的にクレジットカード直接決済とRevolut決済を比べてみましょう。
アメリカ500ドルのお買い物(2025年9月30日時点)
クレジットカード | ![]() ![]() イオン JCBカード | ![]() ![]() 楽天 Masterカード | ![]() ![]() Revolut |
---|---|---|---|
海外事務手数料 | 1.6% | 3.63% | 0% |
両替レート(1ドル) ※カードブランド公表レート | ¥148.858 | ¥148.86 | ¥149.26 |
合計金額 | ¥75,620 | ¥77,132 | ¥74,630 |
クレカチャージ手数料(1.7%仮定) | ¥1,268 |
結果は、Revolutが一番お得でした。2番目にお得なイオンJCBよりも約1000円お安く決済できます。比べると海外事務手数料の差が大きいですね。クレジットカードチャージ手数料1.7%がかかると、イオンカードが逆転してしまうので、できればMasterカードでのチャージが良いですね。
ただし、クレジットカードの海外事務手数料は、2025年10月以降に各社値上げラッシュとなりました。その中でもイオンカードは手数料維持を頑張っています。多くのクレカが3.6%以上になって、Revolutの優位性が高くなりました。
Revolutは両替レートが悪いように見えます。しかしクレジットカードの両替レートは日ごとに決まり、決済日の2~3日後のレートを使用します。つまりはコントロール不可。Revolutは単純にレートに連動するので、タイミングをみて両替しておける安心感があります。
セキュリティ機能が充実
カードの即時ロック、使い捨てバーチャルカード、不正検知など、不正を守る機能も充実。安心して使えるのは重要なポイントですね。
特に使い捨てバーチャルカードは、1回限りでクレカ番号が変わるので、少し怪しい海外サイトでのショッピングなどに使えます。不正検知も優秀で、海外サイトのサブスクやホテル予約に事前のクレカ認証が必要な時、Revolutのデビットカードを登録すると便利です。



先日、海外サブスクが勝手に課金されたことがあったのですが、Revolut側が不正を検知して支払いをブロック。その後、すぐにサブスクを解約できて事なきを得ました。Revolutの不正検知すごい!
Revolutのデメリット・注意点
無料プランには利用限度額がある
ATM引き出しや両替には無料枠がありますが、超えると2%の手数料が発生します。有料プランのほうが結果的にお得な場合もありますが、利用金額に応じて使いわけすると良いです。



わが家は移住当初、多くの金額を両替する必要があったので、プレミアムプランを契約していました。使い続けていると、アップグレードで最初の1カ月無料の特典がもらえます!現在は落ち着いたので無料プランにダウンしています。
横にスクロールできます
料金プラン比較項 目 | スタンダード 0円 | プレミアム ¥980/月 or ¥9,800/年 | メタル ¥1,980/月 or ¥19,800/月 |
---|---|---|---|
両替手数料が無料 | 300,000円/月まで | 無制限 | 無制限 |
週末両替の追加手数料 | 1% | 無料 | 無料 |
海外ATMでの引出し手数料無料 | 25,000円/月まで | 50,000円/月まで | 100,000円/月まで |
決済キャッシュバック | 1%(5000円/月まで) | ||
海外送金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Revolutの個人間送金 | 無料 | 無料 | 無料 |
カード配送料 | 500円/普通郵便 2,000円/速達 | 速達無料 | 速達無料 |
バーチャルカードの利用 | |||
無料ではじめる | 有料プランをみてみる | 有料プランを見てみる |
両替する時間帯に注意
ニューヨーク時間の週末金曜日午後5時~日曜日の午後6時(サマータイムではない場合:日本時間の土曜日午前7時から月曜日午前8時)は、海外送金・両替に数%の手数料が発生します。レートを見ながら週末をさけて両替しておきましょう。
両替画面で手数料とレートが提示されるので、知らずに手数料がかかってしまった!なんてことはありません。
大口送金には不向き
Revolutは一回の海外送金が100万円までとなっています。移住資金のように数千万円単位の送金になると、複数回の送金手続きが必要になるため、1億円以上送金できるWISEの方が楽です。
ただしRevolutの方が送金手数料が安いため、毎月無料プラン内で少しずつ両替を行っておき、複数回送金するという選択肢もありだと思います。
こちらに、WISEとRevolutでそれぞれ200万円をアメリカ口座に米ドル送金した比較を載せます。
WISE vs Revolut 日本円200万円送金比較(2025年10月1日時点)
Revolutの方が海外送金手数料が無料なので、15.62USD多く着金しています。
計算するとRevolutの為替レートは148.6なので、両替はWISEの方が有利ですね。もちろん、どちらもあらかじめアプリ内でUSDに両替して送金すれば、送金手数料を低く抑えられます。その際には為替レートが大事になるので、無料プランでは30万円までしか手数料無料にならないRevolutは、大口の両替には不向きです。
今後、WISEとRevolutの海外送金比較を検証してみたいと思います!
チャージ方法による送金制限
クレジットカードなどでのチャージによる入金は、決済には利用できますが、現金化ができません。つまり、銀行口座等への送金やATMでの引出しができないということです。
現在のところ、送金・引出しができるチャージ方法は銀行振込のみです。
【まとめ】Revolutはこんな人におすすめ!
海外旅行で手数料コストを減らしながら、クレジットカードのポイントを貯めたい
毎回空港で両替するよりもはるかにお得で、旅行のたびに節約効果を実感できます。またMasterカードからのチャージに手数料が発生しないため、クレカポイントを貯めながら、海外事務手数料がかからず決済できます。
移住前後に少額ずつ現地通貨にする
自宅の購入や資産の移動など、大きな資金の移動は有料プランにしないと両替手数料がかかります。そのため、海外送金手数料がかからないRevolutは、月30万円までの少額の生活費準備に最適です。
日本円で振り込まれる給与を、毎月少しづつ現地通貨に移行して生活費にするなどの使い方が想定されます。
子どもの留学中や修学旅行中のおこづかい管理をスマートに
親がアプリから管理できるので、安心して子どもにカードを持たせられる機能も便利ですね。
今すぐRevolutを始めてみよう
Revolutはアプリですべてが完結するのでとても便利。ぜひ出国前に口座開設をして、お得をゲットしましょう。
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