わたしたち家族4人は、2025年春、ニュージーランドへ移住しました。治安がよくて、食材が豊かでおいしくて、子育てしやすいこの街に移住できて、本当によかったです。そんなひつじさん家の移住~永住権ゲットに向けてのこれからをお伝えしていきます。

海外移住、家族の荷物をできる限り持っていきたい!でも送ると値段が高いし、船便は時間が長くかかると聞いてるし・・
今やほとんどの先進国が日本より物価が高くて、品質はそこそこ・・・日本からたくさん荷物を持ちこみたいですよね。
そして子連れとなると、洋服・食器・おもちゃなど必然的に荷物が多くなります。



ひつじさん家は諸事情で妻と子のワンオペ渡航!クレジットカード付帯サービスを組み合わせて、負担がかからないよう準備しました。
そこで今回は、海外子連れ移住の荷物に関して、わが家が取ったクレジットカード付帯サービスを使う手法を解説していきます。
- 荷物を飛行機の受託手荷物にするメリット
- 手荷物空港宅配の実際
- 空港ポーターサービスの実際
- おすすめクレジットカード
- 到着先空港での注意点
大量の移住荷物、どうやって運ぶ?
ひつじさん家が行く先はオセアニア。日本から遠く距離があるので、当初は家族分の引っ越し荷物をどうしようか・・・と途方にくれていました。
そこで、まずは郵便局の国際郵便を調査。
最長辺1.5mかつ合計3m(高さ+幅)×2+長さ、重さ23kgの荷物1個あたりの料金です。


2025年現在、船便の取り扱いはありません。荷物1個あたり4万円以上って本当に高いですね。
買ったほうが安くつくのでは、と思いつつ、思い出の品や日本クオリティがいいものなど現地で調達できないものがたくさんあります。あまりの高さに、わが家は直接飛行機で運ぶことに決めました。
このように飛行機に預ける荷物を「受託手荷物」と言います。みなさん、大きなスーツケースなどをイメージすると思いますが、実は段ボールも規定内に収まっていれば預けることが可能です。



わが家はニュージーランド航空を利用しました!
ニュージーランド航空は受託手荷物1個あたり縦、横、高さ合計158cm、23㎏までのルールがあります。
東京⇒ニュージーランド間はエコノミーで1個まで無料。プレミアムエコノミーは2個、ビジネスは3個無料、一人あたり3個が最大の受託手荷物数です。
そして実は、前払いすれば1個あたり12,000円で荷物の追加が可能です。
送るのに比べて安いと思いませんか?
送ると1個44,000円です。差額は約3万円×送る荷物の数!かなりの差になりますね。



わが家は、ANAマイルの特典航空券でニュージーランド航空のビジネスクラスが取れたこともプラスだったよね。夜便だったので、こどもがフルフラットでゆっくり寝てくれました!ついでに荷物もたくさん運べて得した気分
家族4人で渡航したため、4×3=12個(23㎏×12個)の荷物を運ぶことができました。
正直なところ、渡航後に「もっと持ってくればよかった」と後悔することはありませんでした。
そもそも荷物が少ないというのはあるかもしれませんが、本当に大切で近くに置いておきたいものは、段ボール3個分で十分なのだと感じています。
それほど、移住後は心が安定しているのかもしれません。
飛行機の受託手荷物にするメリット3つ
あらためて荷物を飛行機の受託手荷物にするメリットを挙げてみます。
タイムラグがない
到着後すぐに使いたい布団や洋服、食器類は、10日間も待てませんよね。その点、飛行機で一緒に持ち込むことができれば初日から使えて安心です。
通関申告用のリストを作る必要がない
国際郵便でなにより面倒だなと感じるのが、通関申告のための細かい物品リストの作成です。
送る場合、物の単価をしらべ、web上でアカウントを作ってひとつひとつ入力するという手間がかかります。飛行機で持ち込むとその必要はありませんが、入国時の税関申告は必要です。
安い
繰り返しになりますが、受託手荷物は事前に料金を払って追加が可能です。オセアニアなど日本から遠い国は、送るよりも安い料金で追加できます。
もちろん、ビジネスクラスで渡航できれば最高ですが、有償だと高額ですし、手持ちマイルがない時や特典航空券が取れない時もありますよね。
わが家は、次回ニュージーランド航空を有償利用するとしたら、エコノミー有償+受託手荷物を追加+スカイカウチ利用にすると思います。
荷物が多いときに使える!クレジット付帯サービス2つ
さて、荷物を飛行機で一緒に運ぶことを決めたあと、次に考えることは、どうやって空港まで運ぶか、また空港内でどうやって航空会社のカウンターまで持っていくかです。
そこで、おすすめな手荷物空港宅配サービスとポーターサービスについて、実際に利用した状況もあわせて紹介します。
クレジットカード付帯サービスとして、無料もしくは割引がきいて低価格で利用ができました!
手荷物空港宅配サービス(出国時)
手荷物空港宅配サービスとは?
大型スーツケースなどの荷物を自宅から出発空港まで宅配してくれるサービスです。国際線の出発時と到着時に使えて、クレジットカードの付帯サービスで無料もしくは低価格で利用できます。
出国する空港のカウンターで受取りが必要です。多くのクレジットカードが、JALエービーシーカウンターでの受取りとなります。
空港宅配のメリット
特に地方住まいで、国際空港まで乗り継ぎが必要な場合に利用すると、身軽に羽田空港⇔成田空港(伊丹空港⇔関西空港)間を移動できたり、国内線部分だけLCCを使うなどの工夫ができます。
また、帰国時にお土産や洗濯物などで荷物が増えた際にも、自宅に送れば身軽になり、子連れには大助かりのサービスです。
そして、海外移住などで荷物が多く、段ボールを運ぶ必要がある場合、自身で空港まで運ぶのは至難の業です。海外移住時には必須のサービスと言えるでしょう。



今回は海外引越し時に使う想定で、出国時にしぼって紹介していきます!
クレカ付帯の手荷物空港宅配サービスが使える空港
- 羽田空港
- 成田国際空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
国際線利用時のみ対象、荷物受取時に搭乗券やeチケットが確認されます。確認できない場合、通常料金が請求されますのでご注意を。
福岡空港や那覇空港の利用ができないのは少し残念ですね。
送れる荷物の種類
多くのクレジットカードは、最大160サイズ・30kgまで。スーツケース、ゴルフバック、スキー、スノーボード、段ボールなどが可能です。



ニュージーランド航空の受託手荷物は158サイズ、23kgまでなので
十分収まります!
クレカ付帯の手荷物空港宅配の注意点
カードごとに利用条件が違います。しっかりと事前確認しておきましょう!
- カードごとに個数制限、年間回数制限がある
- 帰国時のみ無料のカードが多い セゾンゴールドアメックス
- 無料ではないカードがある MUFGプラチナ(500円) 三井住友ゴールド(NL)(20%オフ):個数制限なし
- スーツケースとゴルフバック以外は利用できないカードがある アメックスプロパー
- 出発日7日前までに予約、3日前までに引き取りが必要(自宅所在地による)
おすすめのクレジットカードは後述します。
空港無料ポーターサービス
空港無料ポーターサービスとは?
海外旅行の出発・帰国時に、空港内で専任スタッフが荷物を運んでくれるサービスです。この無料サービスは、アメリカンエキスプレスが提供していて、こちらもJALエービーシーが対応窓口となります。
運んでくれるもの
スーツケース/ゴルフバック/ダンボール/旅行カバン/ボストンバッグを個数制限なく運んでくれます。
対象空港
成田国際空港・関西国際空港 2つの空港のみ利用できます。
おすすめは 手荷物空港宅配×ポーターサービス コンボ
ポーターサービスで運べるエリアについて公式では下のように記載しています。
出発時:空港駅改札口近く、バス停、車止め ⇒チェックインカウンター
帰国時:到着ロビー⇒ 空港駅改札口、バス停、車止め
実際は、空港宅配もJALエービーシーが対応しているため二つのコンボが可能です!
つまり、宅配で送って、受取り窓口から直接運んでもらえるということで①~③のように手配しました。
- 空港宅配で成田空港まで荷物を送る
- カウンターで受取り手続き
- そのままポーターさんが航空会社カウンターまで運んでくれる


3人分でスーツケース2個と段ボール8個を送付しました。
空港のカートはかなり小さいです。ポーターサービスがなければカウンターまで3往復必要になるところでした。子連れワンオペ渡航にはキツイ・・・
今回は一瞬で手ぶら移動ができて本当にありがたいサービスでした。



このサービスが無料なんて、すごすぎる!
空港宅配(出国時)が使えるクレジットカード3選
今回わが家が利用したおすすめのクレジットカードをご紹介!
各カードの詳細を比較してみましょう。細かい特典の違いにご注意ください。
空港宅配料金 | 年間利用可能回数 | 段ボール | 年会費 | その他特典 | |
プラチナデビット ①住信SBI銀行 | 各1個無料 | 出入国上限なし | 付帯保険:モバイル/旅行 プライオリティパス:年3回 招待日和 | ||
②アメックスゴールドプリファード | 出入国各1個無料 | 上限なし | 39,600円(税込) 家族カード2枚無料 | 付帯保険:モバイル/旅行 プライオリティパス 招待日和 大きな入会特典あり | |
③三菱UFJプラチナ アメックス | 1個500円 2個目から15%オフ | 出入国上限なし | 家族カード1枚無料 | 22,000円(税込)プライオリティパス 付帯保険:旅行 対象店舗20%pt還元 入会特典あり |
比較するとわかりますが、住信SBIプラチナデビットはコスパが高いですね。銀行口座の手数料優遇もつきますし、単純に年1回帰国することを考えれば、お得感がすごいなと思います。
ただし、ポーターサービスも使いたい場合や、さらに旅行に特化した特典が欲しい場合は、アメックスゴールドプリファードがおすすめです。
特に海外転勤や移住の場合、渡航費用の決済などを考えるとクレジットカードの利用金額があがりますよね。その時に入会特典を利用すれば、大量のポイントやマイルを貯めることが可能です!



実は、わが家が大量のマイルを貯めてきた方法の一部です。
空港無料ポーターサービスが使えるクレジットカード


アメリカンエキスプレス専用サービスです。セゾンアメックスなどは使えません!ご注意ください。
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファードカード、マリオットヴォンボイプレミアムカード、ヒルトンオナーズプレミアムカードなど、アメックスは旅行好きな方と相性が良いですね。
空港ポーターサービスの予約のコツ



勢いあまって2週間前にポーター予約の電話をしたら、『当日は予約でいっぱいです』と一度断られたんだよね。
それでも諦めきれなかったので、3日前に再電話。そうしたら空いているということで、無事利用できました!
ちなみに予約は電話のみです。
特にハイシーズンではありませんでしたが、わが家のようなこともあるので、ご迷惑にならない程度に何回か電話してみるのが良いと思います。
到着空港から先の注意点
当たり前ですが、到着空港ではターンテーブルから荷物を受取り、税関を通って入国する必要があります。
ワンオペでは完全に手が足りなかったですが、見かねて空港職員さん2名がお手伝いしてくれました。
到着口では、仕事の関係で先に入国していた夫が待機。無事に大量の荷物を運ぶことができました。
当たり前のことばかりですが、事前に確認しておくことをまとめました!
- 到着時大人は2名以上いるとよい
- 空港からの移動では、荷物を積みこめる車が必要
- まだ家が決まっていない場合、荷物を保管できる場所が必要
この記事を参考に、少しでも楽に、安く、海外移住できますように。
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